【京都府庁西】ミシュラン掲載!新星「Etto」で五感を刺激する創作イタリアン体験

お店データ

  • 店名:Etto
  • 所在地:京都府京都市上京区大黒屋町47
  • アクセス:丸太町徒歩10分
  • 電話番号:050-1721-7448
  • 定休日 :水
  • 営業時間:18:00-22:30/日11:30-14:30,18:30-21:30
  • 食べログページ:https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260202/26041705/

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この日は、食通の先輩ブロガーとの恒例食事会。選んだのは、私が働く西陣界隈に2024年8月にオープンしたばかりのイタリアンレストラン【Etto】さんです。

お店は、京都府庁西の静かな住宅街の一角にひっそりと佇んでいます。正直、決してアクセスが良いとは言えない場所ですが、その隠れ家のような雰囲気がまた期待を高めます。

驚くべきことに、【Etto】さんはオープンからわずか半年で、「ミシュランガイド京都大阪2025」にてミシュランセレクテッドに選出されたという、まさに新進気鋭のレストラン。

腕を振るうのは、京都の名店「ラディーチェ」でスーシェフを務めたという実力派シェフ。オープンキッチンから繰り出されるライブ感溢れるパフォーマンスを眺めながら、日本の四季折々の食材をふんだんに使った、独創的なイタリアンを堪能できるのです。

店内には特大のワインセラーも完備されており、ソムリエが厳選したワインペアリングも楽しめます。

五感を刺激する、独創的なディナーコース

この日いただいたのは、ディナーコース(11,000円)。

まず、目の前で丁寧に盛り付けられていく美しい前菜の数々に、早くも心が躍ります。揚げパスタをつまみながら、その完成を待ちます。

運ばれてきた前菜は、まるで和食の八寸のような、鮮やかで繊細な盛り込み。グリーンアスパラガスの茶碗蒸し仕立ては、ぷりぷりの北寄貝からじんわりと上品な旨味が広がります。

遊び心あふれる一品「アメリカンダック」。小石に見立てたイカスミを練り込んだ生地の中には、七谷鴨とイタリアの伝統的なサラミが隠されています。その意外な組み合わせと、見た目の面白さに思わず笑みがこぼれます。

フォアグラと日向夏で作られたボンボンショコラは、口にした瞬間の意外なマリアージュが素晴らしい。季節感とシェフの自由な発想が光る、印象的な一品です。

続く「春野菜バーニャカウダ」は、高槻の農園で採れた新鮮なトマト、濃厚なプラッタチーズ、そして塩麹の組み合わせ。トマトのジュレが爽やかなアクセントになっています。

サラダかと思いきや、仕上げに目の前で温かいバーニャカウダソースがかけられるという演出も素敵。五感を刺激するプレゼンテーションです。

料理の合間に供される、ジャガイモの皮を練り込んだ自家製パンも秀逸。香ばしい風味ともちもちの食感がたまらず、ついついお代わりをお願いしてしまいました。

手づかみで味わう、鮮烈な京丹後猪ペポーゾ

次のスペシャリテは、「京丹後猪ペポーゾ」。目の前で生地作りから始まるライブ感も魅力です。

トスカーナの伝統的な黒胡椒と赤ワインの煮込み「ペポーゾ」を、熱々のピタパンでいただくという斬新なスタイル。

口にした瞬間、鮮烈な黒胡椒の香りが鼻を抜け、濃厚なイノシシの旨味が口いっぱいに広がります。

敢えての手づかみ、敢えてのかぶりつき。ワイルドな食べ方ですが、これがまた素材の力強さをダイレクトに感じさせてくれるのです。

素材の味を最大限に引き出すパスタとリゾット

「カッペレッティ 生雲丹ホワイトアスパラ」は、帽子の形をした可愛らしいパスタが、ホワイトアスパラの優しいコンソメスープに浮かんでいます。

アスパラガスが旬を迎えるこの季節ならではの味わい。スープだけでなく、ピューレ状にもすることで、アスパラガスの甘さを改めて認識させてくれる、繊細な一皿です。

生雲丹の濃厚な旨味もさることながら、このお皿の主役は、もしかしたら香り高く甘美なアスパラガスなのかもしれません。

「鰻とラディッキオ リゾット」は、パリッパリに焼き上げられた香ばしい鰻の炭火焼が、深みのある赤ワインのリゾットの上に贅沢に盛り付けられています。

蓋を開けた瞬間の鰻の香りに、思わず悶絶。ほろ苦いチーズの香りが食欲をさらに掻き立て、あっという間に完食してしまいました。

メインと〆のデザート、そして食後の余韻

メインの「黒毛和牛炭火焼きオニオンヌーボー」は、鹿児島牛のイチボを美しいレアに仕上げた一品。炭火と、上品な香りの黒文字の良い香りが食欲をそそります。

「子持ち渡り蟹 フレッシュトマトのパスタ」は、平打ちのパスタにたっぷりの蟹の身が絡んでいます。濃厚な蟹の旨味と、フレッシュトマトの爽やかな甘さが絶妙に調和し、あまりの美味しさに夢中で平らげてしまいました。

〆のデザートは、「柑橘マスカルポーネクレープ」。ビターオレンジやブラッドオレンジなど、様々な柑橘が宝石のように美しく盛り付けられています。

甘すぎず、柑橘の程よい酸味が心地よい、上品な味わいのクレープです。

食後のコーヒーまたはお茶は、西陣の紅茶専門店のハーブティーをチョイス。優雅な香りに包まれながら、ゆっくりと食後の余韻を楽しみました。

これだけのクオリティのコースが11,000円というのは、まさに破格のコスパ。オープン半年でのミシュランセレクテッド選出も、十分に納得のいく内容でした。

五感を刺激する独創的な料理と、温かいおもてなしに心から満たされた、素晴らしいディナー体験でした。ご馳走様でした!


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